なりらいふ

東京・福岡・北九州のWeb屋ナリシゲのブログ

ヘルプマークを着けていると窮屈な生活を強いられる。だから正しく広めたい

【ナリシゲのプロフィール】

福岡県北九州市出身。東京都在住。目標の2拠点生活に向け月1回程度帰省中。
フリーランスのWebプランナー(企画・運営支援・サイト改善)

TechRepublic(朝日インタラクティブ)でGoogle Analytics解説記事連載中

北九州市を正しく伝えるブログメディア・キタキュースタイル運営
ヘルプマーク推進サイト・ヘルプマーク.info運営
フリー写真素材サイト・ぱくたそで フリー素材モデルとして活動中

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ナリシゲ(@nari_104)です。

ヘルプマークに関するこちらのツイートが拡散しており、ヘルプマークを使用している私としては、いろいろと考えさせられます。

ヘルプマーク云々の前に、他人を蹴るという行為がそもそも論外でしょう。

じゃあヘルプマークの認知度が上がったら、こういう事件は無くなるかといいますと、決してそうは思いません。むしろ、ヘルプマークを着けていることで、電車等で嫌がらせを受ける機会が増えるのではないでしょうか。

 

ヘルプマークは「弱者」のしるし

ヘルプマークとは、義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、外見から分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう、東京都福祉保健局が作成したマークです。

つまり、ヘルプマークを着けていることで、内部疾患や難病を持っていること、健康体でないことを公言していることになります。

冒頭のツイートのように、いきなり他人に暴力をふるう人、言いがかりをつける人は、絶対に自分より弱そうな相手を選びます。ヘルプマークを着けている=健康体ではない、ということですから、いきなり他人に暴力をふるう人、言いがかりをつける人にとっては、格好の獲物です。彼らはヘルプマークを着けている人を「弱者」と認識し、言いがかりをつけてくるでしょう。

ヘルプマークを着け、優先席に座っている人に文句をつけるだけでは済まないかもしれません。

  • ヘルプマークを着け、乗車待ちの列に並んでる人に舌打ちをする(スムーズに乗車できないことがあるので)
  • ヘルプマークを着け、下りエスカレーターに乗ろうとしている人に後ろからわざとぶつかる(足が悪いと下りエスカレーターに乗るのに時間がかかるので)

こういったことも十分に考えられるでしょう。

ヘルプマークを着けていると「正しい行動」を求められる

最初に書いたように、私もヘルプマークを着用しています。ヘルプマークを着けているときは、特に電車の中では「弱者」として扱われます。(もちろん、自分では「弱者」であるとは思っていません)

「弱者」は、常に正しい行動を求められます。

数年前、こんなことがありました。

ヘルプマークを着けているとはいえ、お酒くらいは飲みに行きます。その日はほろ酔いで気持ちよくなっていました。杖をつきながら軽やかな(とはいえ健康な方に比べると重い)足取りで電車に乗り、いつものように優先席に座りました。(健康な方がひとりでも多く座れるよう、私はヘルプマークを着けているとき、杖を使っているときは優先席に座ります)

優先席に座った私に60歳くらいの健康そうな女性が声をかけてきました。

彼女が言ってきたことをまとめるとこうなります。

「あなたはさっきあんなに軽やかに歩いていたじゃないか。それに何か酒臭い。そんな奴が優先席になんか座るな」

私の猛抗議を彼女は一切無視。らちが明かないので、私は帰りの電車を1本遅らせました。

 

こんなこともありました。

ヘルプマークを着け、優先席に座りながらスマートフォンを見ていた私に、正面に座っていた60代くらいの女性がこう言いました。

「ここは優先席なんだから携帯電話は触るな」と。

私の隣に座っていた若くて体格の良い男性もスマートフォンを触っていたのですが、なぜか注意されたのは私だけ。

 

この手の話はたくさんあります。とにかく「弱者」は公共の場で正しい行動を求められるんです。もうヘルプマークは着けたくないと思ったことなど何度もあります。

ですが、私は「ヘルプマーク」の周知に取り組みます

実はこのブログで一番アクセスの多い記事は、ヘルプマークについて書いている以下の記事なんです。

blog.nari.life

ヘルプマークの入手方法や配布場所について、詳しくまとめています。

そして、2017年3月にヘルプマークの情報サイト「ヘルプマーク.info」を立ち上げ、さらなる周知に取り組んでいます。

 

そもそも、私がヘルプマークに興味を持った理由で一番大きいのは、私より先にヘルプマークを着けていた、パートナーの存在です。

難病を持っている彼女はいつもヘルプマークを着けているのですが、当初は認知度が低く、また可愛らしいデザインであることも相まって、電車で席を譲ってもらうことなどほとんど無かったそうです。

ヘルプマークに関する東京都のPRも決して良いものとは思えず、だったら私が勝手にPRしよう、目の前のパートナーを救いたい一心で上記記事を書きました。

現在、この記事は「ヘルプマーク」で検索すると3位~4位に表示されており、公開後1年半ほど経過しましたが、今でも多くの方にページを見ていただいています。

まあ、この記事のお陰ということは100%無いでしょうが、今では彼女も電車で席を譲られるケースが増えたそうです。

私が運用しているTwitterアカウント@helpmark_infoでも、同様のことを目にするようになりました。

ただ、ここでひとつ心配事が。

ヘルプマークの認知度が上がると、「電車で座りたいがためにヘルプマークを着用する」という輩が絶対に出てきます。

そんな連中が出てこないように、私はヘルプマークを正しく広めたい。

言うまでもなく、ヘルプマークは電車で席を譲ってもらうためのツールではありません。

ヘルプマークを身に着けた方を見かけたら

電車・バスの中で、席をお譲りください。

外見では健康に見えても、疲れやすかったり、つり革につかまり続けるなどの同じ姿勢を保つことが困難な方がいます。 また、外見からは分からないため、優先席に座っていると不審な目で見られ、ストレスを受けることがあります。

駅や商業施設等で、声をかけるなどの配慮をお願いします。

交通機関の事故等、突発的な出来事に対して臨機応変に対応することが困難な方や、立ち上がる、歩く、階段の昇降などの動作が困難な方がいます。

災害時は、安全に避難するための支援をお願いします。

視覚障害者や聴覚障害者等の状況把握が難しい方、肢体不自由者等の自力での迅速な避難が困難な方がいます。

(出典:京都府ホームページ

街中や公共交通機関など生活の様々な場所で、周囲からの配慮を必要としている方がいます。
ヘルプマークを身に付けた方を見かけた場合は、電車内で席をゆずる、困っているようであれば声をかける等、思いやりのある行動をお願いします。

おわりに

以前「ヘルプマークの認知度、東京都では72.1%に上昇」という記事も書きましたが、体感的にはまだまだ認知度は低いと思っています。ヘルプマークを必要としている人の認知度ではなく、自分ではヘルプマークを必要としていない人の認知度アップが急務と考えております。

是非当記事の拡散をお願いいたします。

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