「Webディレクターに本当に必要なスキル」ベスト9の発表

ナリシゲ(@nari_104)です。

仕事柄、Webディレクターのスキルについて考えることが多いです。

Webディレクターに必要なスキルはいったいいくつなのか

「Webディレクター スキル」で検索すると、「Webディレクターに必要な22のスキル」「Webディレクターになる為に必要な20のスキル」「Webディレクターに必須な11個のスキルまとめ」といった記事タイトルが表示されます。

Webディレクターが身につけなければならないスキルはいったいいくつなのでしょう。

この疑問をクリアにするために、この記事を書きました。

「Webディレクター スキル」での検索結果の上位に出てくる10記事を元に、各記事に書かれている「Webディレクターに必要なスキル」を取り上げられている数が多い順に紹介いたします。(1つのサイトに取り上げられる=1票と表記します)

それではこれから「Webディレクターに本当に必要なスキル」ベスト9を発表いたします。

【おことわり】インハウスのWebディレクターとWeb制作会社のWebディレクターは役割も求められるものも大きく違うため、当然必要なスキルも異なります。

適宜、皆さまのお立場を踏まえながら読み進めていただけると幸いです。

 

第1位

10サイト中9つのサイトで、Webディレクターに必要なスキルとして「コミュニケーションスキル」「Webデザインの知識・スキル」「プログラミングスキル」の3つのスキルが挙げられていました。

コミュニケーションスキル(9票)

Webディレクターの仕事の大半が「コミュニケーション」であるといっても過言ではありません。

Webデザイナーやコーダー、システムエンジニアや営業など社内でのコミュニケーションに加え、外注先のWeb制作会社やクライアントなど外部とのコミュニケーションが必要となります。

Webサイトの制作をスムーズに進めるためには、様々な人の協力を得ることが非常に大切です。

自分の考えを相手に正確に伝えることは勿論、相手と良い関係性を作ることが重要です。

メールを転送するだけ、人の意見を聞かずに自分の意見を押し付けるだけのWebディレクターは論外ですよ。

伝え方が9割

伝え方が9割

 

Webデザインの知識・スキル(9票)

WebデザイナーからWebディレクターになった方は問題ないと思いますが、それ以外の職種(コーダー、営業など)を経由してWebディレクターになった方は、どうしてもWebデザインの知識やスキルが不足しがちです。

Webデザインの知識やスキルが足りないと制作物のチェックができない上に、Webデザイナーへの指示が抽象的なものとなってしまい、結果としてWebデザイナーの不信感を招きます。

Webデザインの知識やスキルが不足しているWebディレクターは、Webデザイナーとスムーズなコミュニケーションを取るためにもWebデザインの知識やスキルを身につけましょう。

最低限、Illustrator、Photoshopの基本的な操作方法と色彩に関する知識が必要です。

勿論、Webデザイナーの仕事を理解することはいうまでもありません。

Webデザイン必携。 プロにまなぶ現場の制作ルール84

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プログラミングスキル(9票)

エンジニアやプログラマーの仕事を理解し、的確な指示を出すためにはプログラミングスキルも必要です。

HTML、CSS、JavaScriptといったフロントエンド言語については、自分で書けるようにはならなくても、最低限「何が書かれているか」「どのような働きをしているか」を理解し、「抜けや漏れがないか」くらいは確認できるようになりたいものです。

特にHTML、CSSについては、一定の知識があれば、ワイヤーフレームを作る際に大いに役立ちます。逆に知識が不足しているとエンジニアやプログラマー、コーダーとのコミュニケーションが取りづらくなり、プロジェクトの進行に影響します。

バックエンド言語(PHP、Ruby、Perl、Javaなど)をWebディレクターが実際に書くケースはまずないと思いますが、主な言語の名称と特徴だけは覚えておきましょう。

プログラミング入門講座――基本と思考法と重要事項がきちんと学べる授業

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第4位

続いては「マネジメントスキル」。10サイト中8つのサイトで、Webディレクターに必要なスキルとして挙げられていました。

マネジメントスキル(8票)

プロジェクトの責任者であるWebディレクターには限られたコスト・人員・時間を効率よくマネジメントするスキルが求められます。

スケジュール管理や進行管理は勿論のこと、各スタッフのスキルや工数を正確を把握し、最適な配置をすることがプロジェクト成功の第一歩です。

このマネジメントスキルが不足していると、突発的なスケジュール変更や急な修正依頼が発生するなど、制作現場を混乱させてしまいます。

くれぐれも「自分の思い通りに動かす」ことをマネジメントだと思わないように。

第5位

第5位は「Webマーケティングの知識・運用スキル」「プレゼンテーションスキル」。10サイト中7つのサイトで、Webディレクターに必要なスキルとして挙げられていました。

Webマーケティングの知識・運用スキル(7票)

Webサイトは制作したら終わり、ではなく作ってからが本番です。

Webディレクターとしては、SEO、リスティング広告、SNSなどのWebマーケティング手法に関する知識と運用方法、Webサイトの目的に合ったマーケティング手法を選択するスキルなどを持っておきたいものです。

また、Webマーケティング手法は新しいものがどんどん現れていますので、常に最新の情報を収集、理解するようにしましょう。

沈黙のWebマーケティング −Webマーケッター ボーンの逆襲− ディレクターズ・エディション

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プレゼンテーションスキル(7票)

Webディレクターは自社内の関係部署やクライアントに対し、企画や施策をプレゼンテーションする機会が少なくありません。

どんなに良い企画を立案しても、プレゼンテーションが上手くないWebディレクターは企画を実行に至らせることができません。

自社内の関係部署やクライアントに対し、適切なプレゼンテーション資料を作る能力に加え、プレゼンテーション相手を納得させられるような提案力や話術が必要でしょう。

ロジカル・プレゼンテーション――自分の考えを効果的に伝える戦略コンサルタントの「提案の技術」

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第7位

第7位にランクインしたのは「アクセス解析の知識・スキル」「情報収集・活用スキル」「編集・ライティングスキル」。10サイト中6つのサイトで、Webディレクターに必要なスキルとして挙げられていました。

アクセス解析の知識・スキル(6票)

Webサイトを運用するにあたり、GoogleアナリティクスやAdobeアナリティクスといった、アクセス解析ツールをしっかりと使いこなす必要があります。

アクセス解析ツールを使ってWebサイトの問題点を導き出し、それを解決するための改善施策の立案や実施した施策の効果検証は、最低限できるようになりましょう。

Webサイトを運用するにあたり、Webディレクターが制作スタッフに的確に指示を出すための必須のスキルです。

情報収集・活用スキル(6票)

Web業界は変化が激しく、昨日まで当たり前であったことが今日から通用しなくなる、といったことは日常茶飯事です。

そんな中、Webディレクターは最新技術や市場の動向などの情報を収集していく必要があります。ニュースサイトやSNSをチェックするだけでなく、雑誌等も活用しバランス良く情報を収集したいものです。

さらに、収集した情報を活用していくことも大切です。ストックした情報を適切に活用すること心がけましょう。

プロの情報収集術―週刊東洋経済eビジネス新書No.210

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編集・ライティングスキル(6票)

現在のマーケティング手法のトレンドは「コンテンツマーケティング」であり、魅力的なテキストを用意する必要があります。

Webディレクター自身が実際に文章を書くことは少ないと思いますが、ライターから上がってきた文章のチェックや構成、編集はWebディレクターが行うケースが多いでしょう。(そのためにも、自分でも文章を書けるようになることをおすすめします)

また、リスティング広告のキャッチコピーの作成はWebディレクターが行うケースが多いのではないでしょうか。商品やサービスに合わせ、訴求力の高いコピーライティングが必要となります。

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Webディレクターに必要といわれているその他のスキル

もちろん、Webディレクターに必要なスキルは上記の9つだけというわけではありません。

各サイトにて以下のスキルが挙げられていました。

スケジュール・予算管理能力/課題抽出スキル/企画力/ドキュメント作成スキル(以上4票)

リーダーシップ/権利関連の知識/経営関連の知識/英語力・英会話スキル(以上3票)

統計学の知識・分析スキル/一般的な広告・PRの知識/インターネットビジネスの知識/デバイスの知識/ヒアリングスキル/UI・UXの知識/マルチタスクマネジメント能力(以上2票)

提案スキル/ソフトウェアの知識、操作スキル/最新技術、トレンドの知識/仕事を任せるスキル/コーディングスキル/音楽・映像編集スキル/コンテンツに関する深い知見(以上1票)

 

さいごに 

この記事で挙げていった「Webディレクターに必要なスキル」を眺めてみると、Webディレクターは万能でなくてはならないように思えます。

もちろん、全てのスキルを身につけるに越したことはありませんが、実際問題として全てのスキルを身につけることは無理でしょう。

しかしながら、様々な現場で対応できるWebディレクターになるためには、少なくともこの「Webディレクターに本当に必要なスキル」ベスト9は身につけたいものです。

場数を踏んで、求められているスキルを新たに身につける、またはスキルアップしていきましょう。

 

Webディレクターに求められるスキルは多岐に渡っており、全てを身につけるのは難しいですが、この記事を参考にしていただき、効率よくスキルアップしていただけると幸いです。

Webディレクション標準スキル152 企画・提案からプロジェクト管理、運用まで

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参考サイト

決定版!Webディレクターに必要な22のスキル | マイナビクリエイター

デザイナーとエンジニアに聞いた!一緒に働くWebディレクターに求めたい「10」の知識とスキル|ferret [フェレット]

Webディレクターになる為に必要な20のスキルと4つの業界|フリエン

Webディレクターに必要なスキル

2015年 Webディレクターに必須な11個のスキルまとめ | Web担当者Forum

仕事ができるwebディレクターとは?求められるスキルと素養 | TECH::NOTE | プログラミングをはじめる全ての人に

Webディレクターがスキルアップする為に必要な12の能力

Webディレクターのスキル|プロになる為に身につけたい17の能力

ASCII.jp:新米Webディレクターが身につけたい7つのスキル

Webディレクターに必要なスキル10選〜先輩ディレクター・デザイナーに聞いてみた〜 | baxooka:バズーカ